仕事を好きになる方法は「没頭」と「状態」の2つにあった

うえの
元キャリアコンサルタントの上野 翔平(@sho_hey0222)です。/

新卒で入社した大手人材企業でキャリアアドバイザーとして年間300名以上のビジネスパーソンを転職に成功させてきました。

そんなアドバイザー時代に、求職者の方からよく質問されたのが

「好きだと思える仕事が見つからないのですが、どうしたらいいでしょうか?」

というものです。

明確な意思やビジョンを持って転職活動をする人がいる一方で、やりたい仕事や情熱を持てることが見つからない、という方は一定数いました。

ですが、正直そこまで優秀ではなくても、自分に合った仕事を見つけ、活躍し、年収が上がった人がいたのも事実です。そんな人たちを観察すると、2つの共通点があることに気付きました。

この記事では、多くの転職者を見てきたぼくが「仕事が好きな人に共通する」2つのポイントを紹介します。

最初から好きになれる仕事なんてない

まず、大前提として最初から好きなことを仕事にできるわけがない、ということ。そんなものがあれば、あなたはとっくに始めているはずです。

仕事はお客さんが喜んでくれる価値を提供することで、対価としてお金をもらうこと。そのためには、お客さんがやりたくない労働を代わりにやる必要があります。

だとしたら、楽しいことや好きなことが『仕事』として存在しているわけがないですよね。楽しければお客さんが自分でやるか、それを趣味にしてる人にタダでお願いできるわけですから。

つまり、最初から楽しかったり好きな仕事を見つけるのではなく、これから好きになれそうな仕事を見つけ、ハマる努力をする必要があることを覚えておいてください。

最初から好きになものがあったらとっくに始めています。大事なのは、仕事を好きになる工夫と努力です!

仕事を好きになる2つの方法

プロサッカー選手のように小さい頃から好きなことを続けていない限り、ぼくたちは仕事を好きになる努力をする必要があります。

実際にぼくが転職アドバイスをして、仕事を好きになった人に話を聞くと、ある2つのことに気付き、工夫をしていたことがわかりました。

仕事を好きになる2つの方法
  1. まずは没頭してみる
  2. 好きな「こと」ではなく、好きな「状態」を実現させる

一つづつ解説していきます。

①まずは没頭してみる

物事をあとから好きになる方法として一番有効なのが、「没頭すること」です。

あのホリエモンも同じことを言っていました。

心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある。読書に夢中で電車を乗り過ごしたとか、気がつくと何時間も経っていたとか、いつの間にか朝を迎えていたとか、そういう無我夢中な体験だ。

没頭しないままなにかを好きになるなど基本的にありえないし、没頭さえしてしまえばいつの間にか好きになっていく。

つまり、仕事が嫌いだと思っている人は、ただの経験不足なのだ。

仕事に没頭した経験がない、無我夢中になったことがない、そこまでのめり込んだことがない、それだけの話なのである。

もちろん、仕事や勉強はそう簡単に没頭できるものではない。

たとえば、没頭のいちばん身近な例といえば、ゲームやギャンブルだろう。

僕も学生時代には、危険なくらい競馬や麻雀にハマっていた。わかりやすい刺激と報酬、そして快感がセットになったギャンブルは、脳科学的に見ても人をたやすく没頭させるメカニズムになっている。

近年、ソーシャルゲームにハマる人が後を絶たないのも、同じ理由によるものだ。

しかし、仕事や勉強にはそうした「没頭させるメカニズム」が用意されていない。

もともと物事にハマりやすい僕でも、学校の勉強がおもしろくない時期は長かったし、新聞配達のアルバイトなんてまったくおもしろくなかった。

初めから楽しくて続けられる仕事なんて用意されていません。

ブログもそうですが、サイトを立ち上げた95%の人が挫折すると言われています。その理由は、収益が発生するまでに時間がかかるからです。

ブログの醍醐味である収益化の前には、3~6ヶ月ほどは収益なしで大量の記事を書かなくてはいけません。

その醍醐味を経験する前にある、たくさんの執筆を没頭してこなした人だけが収益化して楽しくブログ運営を続けることができるのです。

【努力が苦手な人向け】没頭さえできれば、努力は不要です

2018-10-18

②好きな「こと」じゃなく、好きな「状態」を目指す

二つ目は、好きな「こと」じゃなく好きな「状態」を目指すことです。

仕事を楽しんでいる人は、大きく2つのパータンに分けられます。

仕事を楽しむ人の種類
  • to do(コト)に重きを置く人間・・・なにをするのか、を大事にする。明確な夢や目標がある。人口の1%程度。
  • being(状態)に重きを置く人間・・・どんな人でありたいか、状態でありたいかを重視する。人口の99%程度。

明確な目標や夢を持っているto do型は、トップアスリートや一流経営者など、非常に稀な存在。そして多くの日音はto do型に憧れます。

しかし、to do型は特殊で、小さい頃から何かに打ち込んできた人がほとんど。人生を懸けてでもやりたいことがない限り、あなたはbeingな志向性なのです。まずはそれに気付きましょう。

being型のぼくたちが、心からやりたいことを探し求めても彷徨うことがほとんど。あったとしても、それが無理やりひねり出した「好きなこと」では結局長続きしないですよね。

だからbeing型のぼくたちは、「ある程度やりたいこと」を見つけたら、ガムシャラに没頭するべきなのです。「心からやりたいこと」を探して彷徨うのではなく。

心からやりたいことでなくても、目の前にある「ある程度やりたいこと」を極めて成功した人はたくさんいます。

ぼくも含めて、ほとんどのビジネスパーソンが目指すべきはそれを目指すべきではないでしょうか。

仕事を好きになることは人生の幸福度に直結する

言うまでもなく、ぼくたちは人生の多くの時間を仕事に費やします。

その仕事を楽しめるかどうかで人生の質は大きく変わりますよね。

だとしたら我々は仕事を楽しむ努力をすべきではないでしょうか。

よく「やりたい仕事がない」「入社したら思ったのと違った」と言って転職を繰り返す人がいますが、その人たちが満足できる会社に出会えたのを見たことがありません。

まずは仕事の質をあげることに没頭してみる、そしてどんな状態に自分が満足できるのか考える。

この2つを実践してみると、明日からもっと仕事が楽しくなりますよ。