『潜在ニーズ』を制する者は、SEOを制す

このコンテンツは
- 『潜在ニーズ』って聞いたことあるけどな~に?
- 『潜在ニーズ』と『顕在ニーズ』の違いって?
- 本当にそれが分かればSEO上がるの?
という方向けに書きました。
僕がWebマーケティングベンチャーで学んだ、SEO対策に役立つ内容になっているので、ブログやライティングをしている方はぜひ知っておいて頂きたいです。
読んだあとは、今までよりもユーザーに喜んでもらえるような良いコンテンツが作れるはずです!
目次
- 『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』とは?
- 作り手が解決するのは『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』
- まずは『顕在ニーズ』を100%解決してあげよう
- 顕在ニーズの探し方①〜Ubersugestを使う〜
- 顕在ニーズの探し方②〜誰かに聞く〜
- 『潜在ニーズ』の解決がユーザーの満足度を120%にする
- 『潜在ニーズ』を正しく読み取れるかが、コンテンツの良し悪しを分ける
- 『潜在ニーズ』を見つけるために意識する3つのポイント
- ①ユーザーにとっての最高の結果
- ②その人によってより価値のある情報
- ③ユーザーの本当の願望を考える
- 『潜在ニーズ』はYahoo!とGoogleが知ってた!?
- Yahoo!知恵袋で検索する
- Googleで競合を検索する
- 情報収集でコンテンツの質を上げる
- 実体験に勝るコンテンツはない
- 記事の品質を上げる情報収集のやり方
- まとめ:ユーザーが本当に知りたいことを考え尽くそう
『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』とは?
そもそも『顕在ニーズ』『潜在ニーズ』とはなんでしょうか?
わかりやすいように、都内在住の大学生Aさん(21歳)を例に解説してきましょう。
Aさんは遊びたい盛りの男子大学生。最近サークルの同級生とイイ感じに。週末に渋谷でご飯を食べる約束をしました。
張り切るAさんはワクワクしながら【渋谷 デート ランチ】と検索しました。
さて、この場合のAさんの『顕在ニーズ』『潜在ニーズ』はどうなるでしょう?
答えは…
『顕在ニーズ』=渋谷にあるデートにピッタリのレストランを知りたい
『潜在ニーズ』=オシャレで美味しいお店と、スマートエスコートや支払い方法を知りたい
になります。
つまりこの場合の顕在ニーズはAさんが言葉にして検索できるデートにピッタリのレストランを知りたいという欲求で、潜在ニーズはAさんが自分でも気づかなかったけど「そう、それも知っておきたかったんだよ!」と感じるような重要な情報、ということです。
顕在ニーズ
キーワードを検索した時に、「まさにこれだ!」と思えるコンテンツ
潜在ニーズ
自分でも気づかなかったような重要なことを教えてくれるコンテンツ
作り手が解決するのは『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』
いいコンテンツとはユーザーのことを120%満足させることができるコンテンツのことを言います。
つまり、顕在ニーズだけでなく潜在ニーズも解決してこそ、本当にいいコンテンツと呼ばれるようになる、ということです。
思っていたことを解決してくれるだけでなく、かゆいところにも手が届く記事。
差別化を図ることはSEO対策にもいい影響があるんです。
まずは『顕在ニーズ』を100%解決してあげよう

当たり前ですが、まずはユーザーが『知りたい!』とハッキリ認知している顕在ニーズを解決してあげる必要がありますよね。
ここでは顕在ニーズの探し方を解説していきます。
顕在ニーズの探し方①〜Ubersugestを使う〜
例えばユーザーが『SEO対策』と検索したとします。
この場合ユーザーは『SEO対策』のやり方、方法、意味を知りたいと思っています。顕在ニーズはシンプルですね!
顕在ニーズはユーザーがハッキリ認知しているキーワードです。だったら、キーワードを検索したユーザーが真っ先に知りたそうなことを記事にしてあげればいいんです。
こんなときに役立つのが、Ubersugest(ウーバーサジェスト)。キーワード選定でも使用する、とても便利なツールです。
そのキーワードがどのくらい検索されているか、またどんなキーワードと一緒に検索されているかが一目でわかるツールになっているので、活用してみてください。
顕在ニーズの探し方②〜誰かに聞く〜
そのキーワードを作成するとき、身近にペルソナと近い人がいたら話を聞いてみましょう。
リアルな声が聞こえるとともに、具体的なシーンを想像しながら記事を書いたり、事例を入れたりすることができます。
『潜在ニーズ』の解決がユーザーの満足度を120%にする

居酒屋でたくさんお酒を飲んで、お会計お願いします〜!という場面で『はい、どうぞ』と全員分のお冷やを持ってくるウェイトレスさんがいたら、それは『潜在ニーズ』を満たせるウェイトレスさんですね。
それはいいとして…
『潜在ニーズ』とは、その情報を知ることでユーザーが解決したいと思っている悩みを解決できるのに、自分では気付いていない願望のことです。

引用:https://innovarth.co.jp/marketing/needs-wants.html
画像で説明している通り、人の意識は潜在ニーズが9割以上を占めています。
ほとんどの人が、頭で考えていることの1割程度しか言語化できていないのです。本当は、もっと色々なことを知りたいと思っているのに。
だから僕たちはユーザーを本当に満足させるために、キーワード(顕在ニーズ)を手がかりにしてユーザーの深層心理に踏み込み、120%のコンテンツを作る必要があります。
『潜在ニーズ』を正しく読み取れるかが、コンテンツの良し悪しを分ける
Google検索で上位に表示されている記事を見ているとわかりますが、コンテンツの良し悪しを分けるのは、正しく『潜在ニーズ』をフォーカスできているかどうかです。
先回りして潜在ニーズを読み取りコンテンツにできている記事は、読み終わった後の満足感が違います。
では、どうやって潜在ニーズを見つければいいのでしょうか?
実は潜在ニーズには特徴があります。ここから潜在ニーズの見つけ方を紐解いていきましょう。
- 潜在ニーズはヒアリングでは得られない
- 潜在ニーズはユーザーの中にいくつも眠っている
- 重要な潜在ニーズは絞ることができる
『潜在ニーズ』を見つけるために意識する3つのポイント
『潜在ニーズ』を見つけるためには3つのポイントを意識すればOK!チョー簡単です。
それはズバリ、
- ユーザーにとっての最高の結果を与える
- ユーザーにとってより価値のある情報を与える
- ユーザーの本当の願望を考える
この3つです。
この3つだけ意識すれば自然とユーザーの『潜在ニーズ』がわかるようになります。
詳しくみていきましょう。
①ユーザーにとっての最高の結果
コンテンツを読み終わったとき、最終的にどうなっていればユーザーは最高の状態なのか?
書き手は何を教えてあげればその目標・欲望は達成できるのか?
②その人によってより価値のある情報
他の人には書けないような専門的な情報を書けているか?
ユーザーにとって価値のある情報とは、その業界の人にとっては当たり前のことだったりします。
③ユーザーの本当の願望を考える
例えば『ダイエット』と調べるその先には、『綺麗になりたい』『モテたい』などの未来が含まれています。これを作り手が先回りして、本当の欲求を提示してあげることが大切です。
いかがでしょうか。
ユーザーの奥底にある欲求を満たし、コンテンツの満足度を120%にするためには『潜在ニーズ』が大事ということを分かっていただけたかと思います。
さて、ここまでくれば今日から素敵なコンテンツが書けるはずです。
ここでもう一度、冒頭にでてきたAさんの『本当』の検索意図を確認してみましょう。
・ユーザーはAさん(男子、大学生)
・サークルの女の子といい感じになり、週末に渋谷でデート
・事前にGoogleで【渋谷 デート ランチ】と検索
潜在ニーズは『渋谷にあるデートにピッタリのレストランを知りたい』という欲求。
これはこれでしっかり満たしてあげる必要があります。でもそれじゃ100%が限界。目指すのは、満足度120%のコンテンツです。
①Aさんにとっての最高の結果を与える
・『いいレストランだったね』と言ってもらうこと
・デートを成功させて2度目のデートにこぎつけること
②Aさんにとってより価値のある情報を与える
・ランチのあとに一休みできるカフェや近隣のデートスポットまで教えてくれること
③Aさんの本当の願望を考える
・ランチの支払いやエスコート方法などを解説し、交際に一歩近づくこと
これがAさんの潜在ニーズだと僕は考えます。
この潜在ニーズを満たすことが記事の最高のゴール。デートがうまくいけば、Aさんはこの記事が書いてあってブログのリピーターになってくれるはずです。
『潜在ニーズ』はYahoo!とGoogleが知ってた!?
普段僕たちが利用するYahoo!とGoogleのサービス。
じつはここからも『潜在ニーズ』を探すことができるんです。
Yahoo!知恵袋で検索する
Yahoo!知恵袋で検索することでユーザーのリアルな声を聞くことができます。
ここを眺めているだけでも潜在ニーズが分かってくるというスグレモノです。

これを読むと質問者はランチやディナーの値段を気にしていることが分かります。
たしかに男性は初デートでカッコいい姿をみせたいのでおごろうとしますよね。
だったらリーズナブルでオシャレなレストランを紹介してあげればいいんだ!とユーザーの潜在ニーズを満たすアイデアが湧き出てきます。
Googleで競合を検索する
シンプルですがとても有効な方法です。
Googleの検索エンジンが上位表示するということはユーザーが求めている記事ということ。すでに『潜在ニーズ』に対する答えが書かれている可能性が高いです。
つまり上位表示されている記事を読み込めばユーザーの潜在ニーズが見えてくるということ。
競合となるページの上位10記事くらいは読み込むといいでしょう。
※競合検索のやり方はキーワード選定の方法・コツを解説のページでで詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
情報収集でコンテンツの質を上げる

『顕在ニーズ』『潜在ニーズ』の理解が深まったとろこで、最後にコンテンツの質を上げる方法をご紹介します。
いくら潜在ニーズや顕在ニーズが理解できても 記事の質が悪くては意味がありません。
ここまで長文でお疲れとは思いますが、サクッと目を通して頂けるとうれしいです。
実体験に勝るコンテンツはない
もっとも覚えておきたいことは「自分が体験したコンテンツが一番強い」ということです。
Googleのアルゴリズムには「E-A-T」を満たした記事を上位表示させる傾向があります。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
これらのそれぞれの頭文字をとって命名されたものがE-A-T。
実体験であればこのすべてを含んだ記事をナチュラルに書くことができるので、いいコンテツになり上位表示されやすい、というわけです。
人気テレビ番組『フリースタイルダンジョン』の観覧に行った際の僕の体験談は半年以上ずっと公式ページに次いで3位をキープしています。(公式ページが2つある)

これは自分が行ったからこそわかる空気感やオリジナルな情報をコンテンツにしたためだと考えられます。
やはり実体験の記事に勝るコンテンツはありません。
まずは自分が記事にできるものから書いていきましょう。
記事の品質を上げる情報収集のやり方
自分で経験したことがないモノゴトに関してコンテンツを作るときは、下記のやり方をおすすめします。
- その道のプロや経験者に質問する
- 関連する書籍を読む
- 検索順位上位10記事はすべて読む
- Yahoo!知恵袋を読むSNSで専門家を探し、過去の投稿を読み込む
- SNSで専門家を探し、過去の投稿を読み込む
これらを実践することで、自分に経験がなくても精度の高いコンテンツを作ることができます。
ただしそのままコピペするのではなく、自分の言葉に置き換えて記事を書くことが大切です。
まとめ:ユーザーが本当に知りたいことを考え尽くそう
最後までお読みいただきありがとうございました。
このブログを読んでくれた方にWebコンテンツにおける『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』の重要性がお伝えできていればうれしいです。
僕たちは外出するときにGoogleマップなどを使って目的地と経路を把握してから出かけますよね。それはきっと、文章も同じはずなのに、なぜかWebコンテンツとなると先に手を動かしてしまいます。
その結果、頑張って書いた記事の順位が上がらずに悔しい思いをした人も多いはずです。僕もそうでした。
この記事は、そんな過去の自分がもっと早く知っておくべきだった『ユーザーが本当に知りたいことは、書き手が先回りして導いてあげる』ことの大切さを伝えたい一心で書きました。
ぜひ皆さんの今日からのブログに役立てて頂きたいです。
ではでは^ – ^