【徹底解説】ミレニアル世代とは?IT時代を生きる僕たちの思考性【付き合い方】

うえの
キャリアコンサルタントブロガーの上野 翔平です。

僕は現在25歳、社会人2年目です。いわゆるミレニアル世代と呼ばれる世代なのですが、上司からは『非常に扱いずらい』と評判の世代です。

 

僕自身はミレニアル世代でありながら、昭和的な家系で育ってきました。なので、上司と同期が言い合いをしていると「どちらの言い分も分かるな…」とハイブリッドな目線で見てしまいます。

 

今回はそんな僕が、ミレニアル世代の部下を持つビジネスパーソン向けに、どうしたら上手くミレニアル世代を扱えるのかを解説していきます。

ミレニアル世代とは?

ミレニアル世代とは、平成初期(1989年~1995年)に生まれた世代のこと。 団塊ジュニア世代の子供と重なる。 インターネット環境が整ったころに育った最初の世代で、パソコンよりスマホやタブレットを駆使する。 小学生の頃に家族旅行の経験が多く、旅行にはアグレッシブ。

引用:JTB総合研究所

具体的には今の28歳〜23歳くらいの世代です(平成生まれ)。ちょうど新卒として社会人になった世代と被ります。

 

30代〜40代のビジネスパーソンとは全く違った常識や価値観を持つミレニアル世代が社会進出してきていることで今までのコミュニケーションが通じなくなり困っているマネジメント層は多くなっているのです。

ミレニアル世代が持つ、6つの特徴とは?

そんなミレニアル世代の僕たちは、大きく分けて6つの傾向があると言われています。

 

もちろん人によっては全部該当することもあるし、1つしか該当しない人もいます。

 

全体的に見るとかなり納得感のある内容となっているので、6つの傾向と接し方を覚えておけば、明日からのミレニアル世代の扱いが楽になることは間違いありません。

1.細かい指示を待つ

上司
上司
じゃあ、今日の会議の議事録をみんなに送っておいてね。
議事録を送ればいいんですね。分かりました!
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
もちろん会議で使ったパワポも一緒にな。
もちろんとか言われても…じゃあその2つだけ送っておけば大丈夫ですか?
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
必要だと思うなら関係資料も送っとけよ…
「詳細指示待ち型」の特徴
ミレニアル世代の中には、細かい指示がないと動けない人もいます。もちろん上司や先輩も自分の業務で忙しいので「全部自分でやったほうが早いんじゃ…」と思ってしまいますよね。
こうすればOK!
「確実に正確に」こなそうとするのがミレニアル世代の特徴です。無駄なことをしたくないと考えているので、1つ1つの動作を確認してくるのです。こういった部下には、前もって仕事の全体像を伝えてあげるのが吉。全体像を掴み、その仕事が何に必要でどう役に立つのかをしっかり伝えてあげれば、さらに効率の良い方法を模索したりと能動的に動いていく傾向があります。

2.上昇志向がない

上司
上司
どんなビジネスパーソンになりたいとかあるの?
特には…クビにならなきゃそれでいいです。
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
そうか…でも今より給料をもらうためには昇進してマネジメントもやらないといけないぞ?
それはめんどくさいので、今のままの給料でもいいです。マネージャー達は残業ばかりしてるし、そもそも役職には興味がありません。
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
将来のこと、もっと考えた方がいいと思うけどな…
ミレニアル世代の特徴
お金や社会的地位よりも、自由やプライベートの時間を大切にしたいミレニアル世代は多いです。どこにモチベーションを与えてあげれば良いのか分りづらいのが特徴です。
こうすればOK!
ミレニアル世代は貧しい思いをして来なかった世代なので、お金を稼いでいい生活を手に入れる、という上昇志向がありません。マイナスからプラスよりも、今のプラスをもっとプラスにしてみないか?というコミュニケーションが必要です。具体的には過去を深掘りしてあげて、どんな時に喜びを見出したか?を明らかにしてあげると良いでしょう。

3.挑戦は好きじゃない

上司
上司
この案件、今月受注できそうじゃない?商談は進んでるの?
そことは別に受注できそうな案件がありますので、そちらを優先して商談しています。
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
いやいや、両方とも今月中に受注できるように追いなよ!
今月のノルマはあと1社なので、来月やります。
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
いやいや、でもね…
ミレニアル世代の特徴
チャレンジをして高い達成率を狙うよりも、リスクを分散して確実に達成する守備的な業務進捗を行う人も多いです。これも上司からすると歯がゆい思いをするかも知れません。
こうすればOK!
昔は「チャレンジ精神」が褒められる文化がありましたが、PDCAの概念が強い現代のビジネスでは「KPI管理」が中心。このタイプは、安定して成果を残してくれる算段が立つので一概に悪いとは言えません。チームで達成するような喜びを引き出してあげると自分の目標を超えたチャレンジをしてくれる可能性があります。

4.みんな平等でしょ?

上司
上司
明日のスケジュールはどんな感じ?
明日は渋谷のシェアオフィスでリモートワークする予定です。直行直帰なので会社には来ないです。
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
いやいや、うちは基本的にリモートワークは許可してないよ?
でも山本さんはいつもリモートワークしてるじゃないですか?
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
それは産休中だから特別にであってな…
ミレニアル世代の特徴
「ルールは皆、平等」という思想を持っているミレニアル世代も珍しくありません。確かにその通りなのですが、状況や立場に応じて変化する、という柔らかさを持ち合わせておらず、モヤモヤする上司や先輩も多いハズ。
こうすればOK!
このタイプには「確かにそうだよな、おかしいよな」と共感してあげることが大切です。その上で、どうすれば良いかな?と同じ目線でルールを再考する姿勢をとることで信頼感を与えることができるでしょう。「そういうものだから」で突き放してしまうと孤立感や不信感を生み出してしまうので絶対にNGです。

5.チーム主義より、個人主義

さっきの受注で年間予算を達成しました!1ヶ月前倒しでクリアできました。
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
おめでとう!今年度はうちのチームの成績が厳しかったから助かるよ。残り1ヶ月、他のメンバーのカバーを頼む!
いやー、実は有給を使って彼女と旅行に行きたいのですが。
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
ええ、今 有給取るの!?年度末の一番頑張らないといけない時期なんだけど…
でも僕は達成しましたし…予定通りにやってクリアしたのに、なぜ他のメンバーをフォローしないといけないんでしょうか?
ミレニアル世代
ミレニアル世代
ミレニアル世代の特徴
ミレニアル世代には、自分のことだけを考える人もいます。これはチームプレーをないがしろにしているわけではなく、自分のことをやることが結果的にチームとしての利益に結びつくと考えていることもあります。
こうすればOK!
このタイプには自分に対してストイックであり、与えられた目標にもしっかり取り組む傾向があります。まずはその仕事の素晴らしさを認めてあげた上で、事業としてみんなが頑張る必要があること、そのため集合体が会社なのだということを認識させてあげましょう。また、同世代の中でもビジョナリーな傾向があるので、そのビジョンをしっかりと認知してあげてください。

6.昔は関係ない。今は今でしょう?

上司
上司
俺が新卒の頃は先輩に朝まで飲みに連れてかれてな、よくそのまま出社したもんだよ。
そうですか…
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
俺たちの世代はそうやって鍛えられてきたようなもんだ。
でもそのままお客さん先に訪問してたんですよね?失礼じゃないですか?
ミレニアル世代
ミレニアル世代
上司
上司
そうですよね…
ミレニアル世代の特徴
ミレニアル世代には、「昔の武勇伝」や「伝説」が刺さらない人たちがいます。昔であればカッコいい、となるような話もコンプライアンスが厳しい世界で生き抜いてきたミレニアル世代には「それ、マズくないですか?」と返されてしまうことも。
こうすればOK!
このタイプは自分の軸をしっかり持っていることが多いです。上司としても、今はその武勇伝が響かないと認識した上で、彼らの常識に沿ったコミュニケーションを取る必要があります。昔の武勇伝も、今ではやっていないこともまた事実なのですから。

ミレニアル世代の社会進出で起きていること

冒頭でも書き記したように、現在の会社の1〜5年目はほとんどが平成生まれ。つまりミレニアル世代です。

 

そしてミレニアル世代は大まかな昭和生まれの人と異なる思考性から、「ゆとり世代」や「さとり世代」とも呼ばれることも。

 

そして、ミレニアル世代が入社してきたこの数年で「企業文化を軽視している」「社会常識を知らない」と言われることも多くなりました。その分、先輩や管理職のマネジメント陣は頭を悩ませていると言われています。

 

しかしこれは日本だけで起きている現象ではありません。欧米でもこの世代はミレニアル世代と呼ばれ、この世代の持つ常識はそれまでの社会人とは大きな隔たりがあるのです。

ミレニアム世代が社会の中心になる日がくる

ミレニアル世代の次には、さらにデジタルネイティブな性質を持つZ世代がやってきます。

 

もし若手のミレニアル世代に対応できなければ、Z世代とコミュニケーションを取るなんて絶対にできません。今が価値観の大きく異なる世代とコミュニケーションを取れるチャンスと捉えるべきでしょう。

 

事実として、あと10年もすればミレニアル世代が事業の意思決定をする時代がやってきます。その時はミレニアル世代が組織を引っ張る存在となり、また顧客になるのです。

 

つまり「ミレニアル世代なんて常識外れだ!理解できない!」なんて言っていると自分自身が日本のマーケットで「常識はずれ」になってしまうのです。

みんな、情熱は同じだけ持っている

絶対に勘違いしてはいけないのは、ミレニアル世代はやる気や向上心がないのではなく情熱のベクトルが異なっているだけ、ということ。

 

オフィスで働くより、カフェに入って1人でじっくり集中作業。深夜まで仕事して上司と朝まで飲むよりも、定時で上がってインターネットで見つけたコミュニティで勉強会。1つの会社で高い役職や給料を目指すよりも、色々なスキルを付けるために転職。

 

異なった「自分のありたい姿」を持っていることが、コミュニケーションで生じる違和感の正体だといえます。

世代間の融合が、新しい価値を生み出す

リクルートは35歳前後をもっとも退職金が多く出るように設定し、若い世代を常に抱えるようにしています。

 

平成生まれの若者が持つ高い感度を、世代を超えて多くの人に利用されるホットペッパーやゼクシィに反映させているのです。

 

大切なのは、異なる世代間の融合。それが、マーケットに混在する「昭和生まれ」「生成生まれ」両方に愛されるサービスを作るのですから。

 

それでは。