

- マーケティングって一体何?
- なんとなく分かるけど、説明はできない…
- マーケティングの意味を知っておきたい
そんな方の疑問を解決する記事にしました。
マーケティングとは、世の中の動きを察知して、それに合ったサービスを提供すること
ここ最近、『マーケティング』という言葉がより身近になものになったと感じることはありませんか?
僕の周りでも、ブロガーやインフルエンサーの友達が多く、マーケティング、と言っているのを耳にします。
でも、そもそもマーケティングってなんでしょう?何となくは分かるけど100%の理解はできていない…なんて方も多いはず。
実はマーケティングはシンプルであり、かつ、とても奥深いものなのです。
この記事ではWebマーケティングのベンチャーで働いている僕が、『マーケティングとは?』という疑問について丁寧に解説します。
(ちなみに僕はグロースハッカーという仕事をしています。関連記事:グロースハッカーとは?)
目次
マーケティングとは?
マーケティングとは一言でいうと、世間の動きをキャッチし、そのニーズに答えられる製品やサービスを提供することです。
人は、主に2つの欲望を持っています。それは、【ニーズ(欠乏状態)】と【ウォンツ(欲しいという欲)】。
わかりやすく、歯医者で例えてみましょう。
『歯が痛い』・・・治療をしましょう!というニーズの解決
『歯を白くしたい』・・・ホワイトニングしましょう!というウォンツの解決
このように、顧客のニーズとウォンツを解決することこそ、マーケティングの本質だと覚えておきましょう!
マーケティングは20世紀初頭に生まれた
マーケティングは20世紀初頭、アメリカで鉄道と通信網が発達したことで生まれたと言われています。
鉄道ができたことで、東海岸のニューヨークで作った商品を、西海岸のロサンゼルスで販売することができますよね。つまり企業にとって、アメリカ全土が顧客になったのです。
そうすると当然、『このエリアでは〇〇が売れるぞ』という市場の研究が必要になってきました。これがマーケティングの始まりです。
また電話が普及して人々がより繋がりやすくなったことも、マーケティングの必要性を高めるきっかけになりました。
マーケティングの対象ってだれ?

マーケティングの対象は、いつでも消費者です。しかし、その消費者も求める内容が時代により変化してきています。
マーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラーによれば、マーケティングは以下のようにバージョンアップしている、と述べました。
マーケティング1.0(1900〜1960年代)
製品中心に行われたマーケティング。企業は一般大衆をターゲットに、出来るだけ安く高品質の製品を提供しようとテレビやラジオなどの一方的な広告を行う。
マーケティング2.0(1970〜1980年代)
顧客志向のマーケティング。商品も情報も行き届いた状況の中、企業は消費者に選んでもらえるよう『心』を掴んだコミュニケーションを取る。
マーケティング3.0(1990〜2000年代)
製品やサービスに、社会貢献などによる精神的な充足を求めている消費者に働きかけるマーケティングを行う。
事例:ボルヴィックの1リッターfor10リッター、Apple製品の箱を開けたプレミアム感
マーケティング4.0(2010年〜)
サービスの提供で、個々の消費者が『こうありたい』と考える自己実現欲求に訴えるマーケティング。
こうしてマーケティングは社会貢献から自己実現へと、対象を変化しているのです。
マーケティングで重要なことは?
マーケティングにおいて重要なことは、顧客のニーズにあったサービスを作り、それらを必要としているターゲット層にリーチし、彼らにいかに購入してもらい、信頼を得てリピーターになってもらい、さらに周りの人にその良さを伝えてもらえるか、です。
シンプルにまとめると以下のようになります。
- 顧客のニーズを把握(リサーチ)
- 顧客のニーズにあったサービスを創造する(研究・開発)
- ターゲット層にリーチ(広告宣伝・営業活動)
- 信頼を得てリピーターになってもらう(顧客の行動解析・アフターケア)
- サービスの良さを周囲の人に伝えてもらう(口コミマーケティング)
マーケティングの流れはこのように整理できます。これらは全てマーケティング活動なので、マーケティング=ビジネスと言い換えることができます。
営業活動も含めて、マーケティングなんですね。
マーケティングでは、ニーズを生み出すことも大切

これまでの時代は、人々がモノに飢えていたので『ウォンツ』を満たすだけで十分でした。しかし今のようにモノに溢れた時代では企業が『ニーズ』を生み出す必要があります。
かのApple創業者、故スティーブ・ジョブズは『顧客は自分たちが欲しいものなんて知らないのさ』と言いました。
この言葉の背景は、従来の”顧客の声を聞いてからサービスを作る”マーケティングでは、0から1を生み出すような新しく画期的なものを生み出せない時代になった、という意図があります。
そんな現代の状況を打破する新サービスや新製品のを生み出す発想法として、世界中の企業が『デザイン思考』に注目しています。
デザイン思考の流れは以下の通り。
- 個人の行動観察やインタビュー(共感)
- 共感の結果を掘り下げ、課題を定義する(問題定義)
- スタッフ間で多様なアイデアを出し合い、コンセプトを作る(アイデア創出)
- 試作品を完成(プロトタイピング)
- 試作品を用いてユーザーテストを繰り返し、満足度をあげる(検証)
世界中で大ヒットし、今のAppleの礎を築いたiPodも、社内の開発者だけでなく心理学者や人工工学の専門家など35名のスタッフがチームとなって生み出されました。
これからはすでにある知識を集め、融合して新たな商品を開発するマーケティングをする必要があるということですね。
このブログではマーケティングに関する知識を分かりやすく説明していきます ^ ^
それでは、また!