
行動力がないことを課題に感じている人って多いですよね。
人よりチャレンジ意欲が少ない、やるべきことを先延ばしにしている…
キャリアアドバイザーとして転職者の相談に乗っていた時は、よくこんな相談を受けました。
最近ツイッターで「行動力を身に付けるにはどうすればいいでしょうか?」と相談をいただいたので、この記事で行動力を身に付けるためにやるべき3つの習慣についてお話したいと思います。
ちなみにこの方法は年収1,000万を超える「一流」と呼べるハイクラスの転職者の方々が共通して行なっていた習慣です。
気軽にできるものばかりなので、本気で行動力を身に付けたいならぜひトライしてみてください。
目次
行動力がないとは?
そもそも、「行動力がない人」とはどんな人を指すのでしょうか?
ぼくとしては以下のように捉えています。
- やるべきだとわかっていても、動けない
- 手を動かして調べるのがめんどくさい
- 新しい情報を探しにいかない
- 本を読まない
つまり、アクションを起こしたいのに自分のテリトリーを広げようとしない人のことを「行動力」がない、言えると考えます。
自分は今のままでいいや、この生活で満足!という人は行動力がないのではなく、もう満たされているだけ。それはそれでいいのだと思います。
変わらなきゃいけないのは「行動したいのに行動できない人」。それが行動力がない人、ということを理解しておきましょう。
行動力と「継続力」はセット
よくあるのが、「継続力」がないことを「行動力」がない、と勘違いすること。
例えばブログを始めると95%の人が稼げる前に挫折する、と言われます。
このとき、とりあえずサーバーを契約してサイトを立ち上げる人は「行動力」はあるのです。ただ、「継続力」がなかっただけ。
成果とは「行動力」「継続力」の集合体です。自分に足りないのはどちらかを理解し、それぞれ鍛える必要があります。
僕もブログを更新し続けていますが、継続力の重要さを日々痛感しています。
こちらを詳しく解説したエントリーもあるので、気になる方は読んでみてください。
「1→3→2の法則」を理解する
「やりたいことはある!でも一歩が踏み出せない…」ってこと、ありますよね。
ぼくもずっとそうだったのでとてもよく分かります。
そんなときに僕が一流の上司から教わった、今すぐに行動力が上がる考え方をお伝えします。
その名も、「1→3→2の法則」。これがめちゃくちゃ素晴らしい考え方なのです。
例えばパーティーに誘われたとき、優柔不断な人はこう考えます。
②ちょっと緊張するので、3日後に返事する、と約束する
③返事をする
こんな感じですよね。これ普通でしょ、という方もいるかもしれませんが、全然遅いです。
行動力をつけたいなら「1→3→2」の順番で考えましょう。つまり、即返事をするのです。
③OK!と返事をする
②どんなパーティーなのか調べる
行動力がない人は「損をしたくない気持ち」が強すぎて、一旦止まって考える癖がついています。そして結果的に「いけたらいくわ」と無難な返事で落ち着く。これでは一生、行動力は手に入らない。
何に対してもYesと言え!というわけではありません。ただ、考えるよりも行動することを大事にすれば、自然と行動力は身に付いてきます。
行動力を身に付けるためにやるべき3つの習慣

行動力のある人になる心構えとして、「1→3→2」の法則の大切さは理解してもらえたと思います。
ここからは行動力を身に付けるためにやるべき3つの習慣を紹介していきます。
- ポチる習慣を身に付ける
- メモ書きで優先順位をつける
- 大勢の前で宣言する
詳しく解説していきます。
①ポチる習慣を身に付ける
まず1つめは、すぐにポチる習慣を身に付けることです。
ポチるとは「アクション」を起こすこと。いいなと思った本をAmazonで買ったり、ツイッターでだれかをフォローしたりすることを指します。
「これいいかも?」と思ったらすぐにポチることで、迷った末にやらない、という自分の行動を潰すことができます。
おすすめは「5秒で決断すること」。5秒考えて、決断できないならとりあえずポチってみる。
そうしてアクションを起こしていくと、自分にとって「これはいらないな」というものが理解できてきます。そのためにも、まずは気軽にポチる習慣を身に付けましょう。
②メモ書きで優先順位をつける
2つめは「メモ書き」で優先順位を明確にすること。仕事・プライベートの両方で活用できる技です。
「行動力がない人」は選択肢が多すぎて、何から手を出せばいいかわからない、ということもあるかと思います。メモ書きは、そんな人の頭をスッキリさせることができるんです。
やり方はとてもシンプルで、A4の紙とペンがあればどこでも取り組めます。
具体的には、A4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4-6行、各行20字-30字、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。したがって、毎日10分だけメモを書く。(下記参照)
このメモ書きの最大の効果は「頭の中のモヤモヤをなくしやるべきことを明確にする」こと。
僕たちは知らず知らずのうちにやるべきことが溜まっていき、1つのタスクに対する思考力が浅くなっています。メモリが少なくなって動きが思いパソコンのようなイメージ。
だからそれを書き出して、優先順位を付ける。そうすれば自分がなにをしたいのかが明確になり、次の一歩が踏み出しやすくなりますよ。
③大勢の前で宣言する
あなたがSNSをやっていたり、友達がいるなら、その人たちに向かって「今から〇〇をやる!」と宣言しましょう。
これは多くのプロスポーツ選手が自分を奮い立たせるためにやっている有効方法です。
元サッカー日本代表の本田圭佑選手は、2014年の南アフリカW杯前にメディアに「予選も突破できないだろう」と酷評されている中でも臆することなく「誰がなんと言おうと優勝しか考えていない」と言い切っていました。
実際に優勝はできなかったものの、結果的に前評判を覆して予選を突破し、ベスト16という成果を上げたのです。
誰もが「こいつ口だけかよ…」とは思われたくないですよね。宣言することで自分をやるしかない状況に追い込む、というのは行動力をつけるために有効な手段です。
「行動力がない」ならまずは一歩を踏み出してみよう
行動力がなくても、一歩目を踏み出せばそれは克服できます。
そこからは「継続力」というまた別のスキルが求められますが、それはまだ先の話し。
この記事をここまで読んでいただいた方はすでに行動力が伴っていると思います。
- ポチる習慣を身に付ける
- メモ書きで優先順位をつける
- 大勢の前で宣言する
これは全部今日から始められること。ベッドでごろごろ過ごす自分にさよならして、モチベーションがあるうちに一歩を踏み出しましょう!