キーワード選定の方法とコツを理解できればサイトを上位表示させることができる

この記事ではブログや自社サイトのアクセスアップに欠かせない【キーワード選定】について、方法とコツを丁寧に解説します。
キーワード選定とはその名の通り、キーワードを選定してタイトルや記事に盛り込むことで検索エンジンに上位表示されやすくする方法のことです。
Webサイトを作る以上、キーワード選定の作業は切っても切り離せない重要な作業になります。面白いことに、ブログで稼いでいる人ほどキーワード選定に時間を割き、記事を書いている時間は短いものです。
キーワード整理なう。キーワードプランナーで対象キーワードを抽出して、それをマインドマップで整理します。整理が完了したらライティングするだけの簡単なお仕事です。 pic.twitter.com/FdDguw52lm
— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2017年9月26日
僕もブログを始めたばかりの頃は
やる気ある自分『ブロガーたるもの、手を動かして記事を書くしかねぇ!(PCカタカタカタっ…!)』
2ヵ月後『うわぁ〜全然順位上がらねぇ…』
ということばかり繰り返していました。
それはなぜか。答えはシンプルで、ユーザーに検索されるキーワードを調べずに記事を書いていたから。
北に向かって頑張って船を漕いでも沖縄には辿り着かないように、せっかく丹精込めて描いた記事でもキーワード選定をおろそかにしてしまうと誰にも届きません。
残念ながら、キーワード選定をしないWebサイトは上位表示されることは不可能だと断言できます。
でもご安心ください!この記事ではWebマーケティング会社に勤める僕が月間500,000PVあるオウンドメディアで実践している、簡単にできるキーワード選定の方法とコツをを丁寧にまとめました。
実践するにあたって、キーワード選定の方法とコツを理解する上で意識して頂きたいことは、大きく2つ。
- ユーザーがどんな問題を解消したいと思っているか?
- ユーザーは、どんなキーワードをGoogleの検索窓に打ち込んで検索するか?
この2つを意識し、キーワードを入れることでGoogleの検索エンジンに拾ってもらいやすくなり、結果検索順位が上がるのでしっかり取り組む必要があることを覚えておきましょう。
色々な方から「このページを読んで上位表示ができた!」と喜びの声を頂いています!
うしまるさん→うしまるの日常
※この方法は無料です。
よく他のサイトでは『Googleのキーワードプランナーが必要』と言われますが、ここではキーワードプランナーを利用せず同じクオリティでできる方法を紹介しますので、ご安心ください。
目次
- 上位表示をするためにキーワード選定が必要な理由
- キーワード選定の手順は3つ
- Step1. キーワードのボリュームをチェック
- キーワード選定にはUbersuggest(ウーバーサジェスト)を使う
- どのくらいのボリュームを狙えばいいの?
- Step2.競合サイトのチェック
- 競合ページの見出しをチェックしよう
- 競合ページの文字数をチェックしよう
- Step3. ユーザーの検索意図を想像してキーワードを決定する
- ユーザーの検索意図を想像する
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)からテールワードを探す
- Googleのサジェスト機能からキーワードを探す
- 「ラッコキーワード」という超有能ツール
- ロングテールキーワードの重要性を覚えておく
- キーワードの出現率は3~5%を目安に
- まとめ
- 最後に
上位表示をするためにキーワード選定が必要な理由
そもそもなぜ、キーワード選定なんてめんどくさいことをしなきゃいけないのでしょうか。
ただ、いい記事を書くだけではダメなのでしょうか。
その気持ち、とてもよく分かります。僕もずっと同じ気持ちでした。
しかしここで、一度ユーザーの立場になって考えてみましょう。
そもそもユーザーがネット検索する理由は疑問や悩みを解決したいことがあるから、わざわざ調べにきますよね。それはつまりユーザーは『フワフワした頭』で検索をしている、ということ。
『フワフワした頭』の検索傾向はだいたい近いものになり『ダイエット 確実に』『渋谷 ランチ おすすめ』など、似たようなキーワードを検索窓に打ち込みます。
検索されるであろうキーワードをテーマして、タイトルや記事に盛り込むことでSEOの評価が上がります。それを執筆前にリサーチすることが、キーワード選定というわけです。
キーワード選定をせず記事を書く=無人島でレストランを経営すると同義です。
コンテンツを作ることばかりに集中すると料理は作れるけど客が来ない、なんてことになりかねないので、キーワード選定の重要性をしっかり認識しておきましょう。
以前、都内で5店舗のラーメン屋を経営する方が『ラーメン屋なんて立地が9割、味が1割だよ』と言っていましたが、キーワード選定もそんなイメージです。
キーワード選定の手順は3つ
キーワード選定の手順を説明すると
- キーワードのボリュームをチェック
- 競合サイトのチェック
- ユーザーの検索意図を想像してキーワードを決定する
この3ステップになります。
今回は分かりやすく例を使って説明していきしょう。
今 僕は、『キーワード選定をしたいけど、うまく方法が分からない…』というブロガーを対象に記事を書いているので、そのときの考え方を参考にします!
Step1. キーワードのボリュームをチェック
まずは書きたいキーワードのボリュームを調べましょう。
検索ボリュームとは月間でどの程度検索されているか、という指標です。
例をあげるとこんな感じ。
『サッカー』月間検索ボリューム1,500,000
『ブロガー』月間検索ボリューム9,900
『キーワード選定』月間検索ボリューム720
ちなみに、『キーワード選定 方法』と検索するとボリュームが50まで下がりました。
のちほど詳しく解説しますが、後ろにキーワードをくっつけて検索するとボリュームが下がることを頭に入れておきましょう!
キーワード選定にはUbersuggest(ウーバーサジェスト)を使う
キーワード選定にはUbersuggest(ウーバーサジェスト)というツールを使います。
通常、キーワード選定にはGoogleキーワードプランナーを使うのが王道ですが、これは本来Googleで広告を出す人向けのツールなので広告を出していないと利用できません。
その点、Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はGoogleキーワードプランナーで調べるのとほぼ同じ検索ボリュームが見れますし、そのキーワードの競合情報が一目でわかるのでとても便利なツールとなっています。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はこちらをクリック
それではさっそく、僕が今回書きたい『キーワード選定』ボリュームをチェックしてみましょう。
- URLからUbersuggest(ウーバーサジェスト)に入り、検索窓に『キーワード選定』と入力
- 検索すると検索ボリュームや時期による検索ボリュームの概要が表示される。そのままオレンジの枠で囲んだ箇所をクリックする。

『キーワード選定』単体だと720あることが確認できます。
この要領で自分の書きたいキーワードのボリュームやその後ろに続くワード(=ミドルキーワード)、そのキーワードで検索したときのサイトの順位までが分かるのがUbersuggestです。

無料で使えるのが奇跡的な優良サイトなので、ぜひ活用してくださいね。
どのくらいのボリュームを狙えばいいの?
当たり前ですが、ボリュームが大きければ大きいほど競合サイトは多くなります。
まず初めはボリュームが少ないジャンルから狙っていくのがキーワード選定のコツです。
どのくらいのボリュームを狙うかの目安として、マナブさんがこんなことを言っています。
「1記事で上位表示を狙うなら、検索ボリュームが100以上〜1,000以下を狙うべき」です。
引用:https://manablog.org/seo-search-volume/
僕もこのくらいなら狙いやすいと思っています調べたところ『キーワード選定』の検索ボリュームは720。う~ん、いいところですね。これはいけると判断し、テーマが確定!
それではStep2の競合サイトのチェックに入っていきます。
Step2.競合サイトのチェック
ここでは競合サイトのチェックの方法を紹介していきます。
まず、身も蓋もないことを言いますが、上位10サイトの記事をざっと読んで、勝てないと判断したら記事を書くことをやめてもOKですw
ボリュームが100,000くらいあるキーワードの20位、とかであれば価値がありますが、ボリューム1000くらいのキーワードだと、10位以下はほとんど見てもらえません。
ただし、ほかの記事にない情報を提供できるのであればコンテンツを作る価値はあります。
『キーワード選定』というワードで検索した時、マナブさんのmanablogなど競合サイトがいくつかありましたが、どれもお金がかかるGoogleキーワードプランナーを利用した方法でした。
ただし僕は、一つ前のステップで紹介したようにUbersuggest(ウーバーサジェスト)を利用した無料でできるキーワード選定を紹介しています。
Googleの1ページ目はどんなユーザーにも答えを返せるよう、多様性のある構成にされるので上位表示される可能性があります。自分にしか書けないオリジナルの情報があればガンガン記事を書いていきましょう。
競合ページの見出しをチェックしよう
やるやらないは自由ですが、より上位表示する記事を書きなら、狙いたいキーワード(この場合は『キーワード選定』)の検索結果トップ5のコンテンツを分析するといいですよ。
前述したとおり、Googleが検索結果を表示するうえで大切にしているのは『多様性』です。なぜなら、Googleは検索結果の1ページ目にユーザーの求める答えがでないことを最も嫌がるから。
ということで分析してみた結果がこちら。

難しそうに見えますが、各サイトの目次をコピペしただけなので5分で終わります。
こう見るとトップ5に表示されている記事の共通点として
- 1つめの見出しはほとんど『キーワード選定とは?』になっている
- h2は4~7個置かれている
- キーワードプランナーしかおすすめされていない
などなど、様々な傾向が見えてきます。
共通点と傾向が見えたら、上位サイトに共通することは真似し(網羅性)、さらに上位サイトが書いていないことを自分が書く(多様性)。
上位表示を狙うためにはこの一手間があとから効いてきますよ(^^)
競合ページの文字数をチェックしよう
大まかでよいので、競合ページの文字数もチェックできるといいでしょう。
文字数が多ければ多いほどいい、というわけではありませんが、現状でどのくらいの文字数の記事が検索エンジンから評価されているかを把握しておくと、自分の記事も作りやすくなります。
バーっとコピーして下記サイトに張り付け、どのくらいの文字数があるかチェックしておきましょう。
Step3. ユーザーの検索意図を想像してキーワードを決定する
キーワード選定のラストステップです。
ここではキーワード選定の仕上げとして、どのキーワードを中心に記事を書いていくか決定します。
ユーザーの検索意図を想像する
インターネット検索をするユーザーの意図は大きく分けて4つに分類できます。
- 『知る』
- 『行く』
- 『する』
- 『買う』
基本的にこのいずれかに分類されると考えてOKです。
そして僕は今回、
『キーワード選定の方法を知りたい』
『キーワード選定のコツをつかみたい』
『キーワード選定をできるようになりたい』
という、ユーザーの知るを満たすための記事を書きたいと考えています。
この『知る』『行く』『する』『買う』のうち、どれに分類するかを決めておかないと、キーワード選定が上手くいかないどころかコンテンツ自体がぶれてしまう可能性があります。
ユーザーが自分の記事をどんな意図で読み、読んだ後にどんなアクションを起こしてほしいかを想像しながらキーワードを選定していきましょう。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)からテールワードを探す
ここでまたUbersuggestの力を借ります!
Step1で『キーワード選定』のボリューム検索をしたときの画面に戻ってください。

ここではテールワードを決めたいと思います。軸となるキーワードに、1つか2つのテールワードを加えるのがベストです。
テールワードとは、 ユーザーが キーワードを使って検索を行う場合、 検索結果を絞り込むために使用する キーワードのことを言います。
引用:https://ferret-plus.com/974
今回、軸となるキーワードは『キーワード選定』。そこにユーザーの『知る』を満たせるキーワードは…
この場合、『コツ』『方法』です。
理由としては
- 複合検索されている中でもボリュームが多い
- コツや方法というワードは『知る』を満たすのに使われると考えられる
という感じです。
なので僕は、キーワード選定というキーワードはもちろん、方法やコツ、というワードを組み合わせて記事を書いています。
適度にそのキーワードをコンテンツ内に出現させることで、検索エンジンに拾われやすくなるので、しっかりとキーワードを盛り込んだ文章を意識しましょう。
Googleのサジェスト機能からキーワードを探す
Googleの検索窓に『キーワード選定』と打ち込むと、検索結果の下の方にサジェストと呼ばれる検索結果に関連したワードがでてきます。
ここに出てくるのは過去に『キーワード選定』を検索したユーザーが同時に調べたミドルワードやテールワードだったりします。
これもキーワード選定の参考にしてみてもいいでしょう。
「ラッコキーワード」という超有能ツール
サジェストをより深く調べたいなら『ラッコキーワード』という超有能なツールを使いましょう。(無料です)

「キーワード」と打ち込むと、一緒に検索されているサジェストキーワードをこんなに細かく表示してくれます。

しかも右側のサイドバー にはGoogleサジェストの結果まで表示してくれる行き届きよう。
サジェストワードは眺めているだけでも勉強になるので、キーワード選定の際は必ずチェックしましょう!
ロングテールキーワードの重要性を覚えておく
以下の図を見てください。

例えばアフィリエイトで野球のグローブを紹介・販売するとします。
その際、『グローブ』のキーワードだけで記事を書くと『ソフトボールのグローブ』や『そもそもグローブとはを説明するサイト』などとバッティングしてしまいますよね。
でも、ここで『グローブ 野球 おすすめ』とテールワードを使うことで目的とする野球のグローブが欲しい人、かつ購買意欲が高い層に記事を読んでもらえるってわけです。
ただしテールワードを利用すると競合サイトが減る分、検索するユーザーも減ります。
そこでStep2で学んだ競合サイトのチェック調査を行って、勝てそうなジャンルであれば勝負するのがよいでしょう。
キーワードの出現率は3~5%を目安に
キーワードを決めたからと言って、とにかく使いまくればいいというわけではありません。
タイトルや見出しに入れれるなら積極的に入れるべきですが、あくまで自然に入れる程度で大丈夫です。
また、キーワードを記事内の3~5%で利用するとよい、と言われています。
最近の検索エンジンは優秀なので、3~5%に固執しなくてもいい記事なら上位表示してくれますが、目安として覚えておきましょう。
ファンキーレイティングという無料ツールがあり、ここに記事をコピぺすれば指定したキーワードの割合を教えてくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。冒頭でも解説しましたが、上位表示させているブロガーさんほど丁寧にキーワード選定をおこなっています。
また、企業が運営するような大きなメディアも1つ1つキーワード選定を行っているため、ブロガーがキーワード選定をせずにガムシャラに記事を書くというのはレベル3のコラッタでチャンピオンロードに挑むようなものです。
まずは丁寧に時間をかけて、キーワード選定を行い、自分なりのやり方とコツをつかんでみてくれたら嬉しいです。
そして、どんな方法でキーワード選定をするにしても
- ユーザーがどんな問題を解消したいと思っているか?
- ユーザーは、どんなキーワードをGoogleの検索窓に打ち込んで検索するか?
この2つを忘れずに記事を書くことがキーワード選定でもっとも大事なポイントです。ぜひ覚えておいてくださいね(^^)
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
キーワード選定はブログを書く上でもっとも頭を使う作業だと思います。
僕も初めは、できれば早く手を動かして記事を書きたいのに、なんでこんなことしなきゃいけないんだ、という気持ちでした。
でも、どんなにいい記事を書いたところで『ユーザーが検索するキーワードでブログを書かなければ表示されないし、意味がない』と気付いたのです。
そこからキーワード選定を研究し、僕が務めているベンチャー企業で習った方法を実践した結果、頑張って書いた記事をツイッターのフォロワーが18万人いる方に拡散してもらえてのです。
素晴らしい考察。確実に確立上がります。 https://t.co/FlYx0QIs1J
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年5月2日
※詳しくは解説!フリースタイルダンジョンの観覧で当選確率を爆上げする方法をチェックしてみてください(^^)
この経験から、キーワード選定の方法とコツを理解して記事を書けば誰かの目に留まるという確信が持てました。
必要としている人に自分のコンテンツをしっかり届けるために、キーワード選定の方法をコツを理解し、一緒にいい記事を書いていきましょう!
それではまた(^^♪