
若いうちから長時間労働を否定する人って、将来ヤバいと思う
新卒で入社した営業の会社では長時間労働が『カッコいい』『あるべき姿』となっていて、おかげで長時間労働に対する耐性が付きました。
ノルマがギリギリの月末は会社に泊まったり、居酒屋のお客さん先に飛び込みでなんとかし凌ぐような社風でした。(最近はかなり是正されたけど)
このところ、長時間労働の是正が過熱していますよね。ツイッターでこんなタイムラインが流れてきました。
5月18日 れいわ新選組代表 山本太郎ln仙台”長時間労働で縛ることによって、賃金が上がらなくて生活が楽ではない、という状況になれば、人々が自分の目の前のことで精一杯になって、政治、コントロールしている側に対して、考えを持ったり、裏を考えようとか、中々出来ない。そういう状況にされている。 pic.twitter.com/K3YgRWMELg
— 非一般ニュースはアカウント凍結 (@kininaru2014111) 2019年5月19日
ただ、あまりにも過熱する長時間労働への文句について、ぼくはちょっと違和感を覚えます。
目次
死ぬまで働かせる会社は論外
もちろん、電〇や某居酒屋チェーンのように、従業員を死ぬまで働かせる会社は論外です。
なぜ論外かというと、彼らがやっていることは『従業員の命を換金した』行為だから。
従業員を死ぬ直前まで働かせて、会社は利益を得る。だから、猛烈にバッシングされるのです。
死ぬ前に辞めればよかったじゃん、は通用しない
電〇が高橋まつりさんを過労死に追い込んでしまったときは、大きな騒ぎになりました。
その時によく聞いたのが『死ぬ前に辞めればよかったのに』という言葉。いや、想像力なさすぎだろ。
特に日本を代表する大企業に入る人は、これまで受験戦争や就活戦争を勝ち抜いてきたエリート。優秀な人たちです。
そんな、常に周りから期待され続けてきた人たちからしたら、やっとの思いで入った一流の会社をやめること自体が、『死』同然だったんです。
某居酒屋チェーンでに過労死も同じで、正直な話、居酒屋をやめてもどこに転職は難しい。だから働くしかなくて、限界が来てしまったのではないでしょうか。
こんな働き方をさせる会社には1円も落としたくないですね。
長時間労働を否定すればいいわけではない
だからといって、長時間労働にすべての原因があるとは思いません。問題なのは経営の体制であって、時間の拘束だけではないと思うからです。
例えば長時間労働が当たり前になっていた会社が、ある日それをパッとやめたとします。すると次の日から売り上げが下がり、このままだと倒産してしまう。生産性が高い社員もいないから、結局時間担保にするしかない。また定時間労働に戻そう…
これが今の日本です。
以前、何かの本で『日本人が3日かかかって作るものを、アメリカ人は2日で完成させる』と読みました。これはGDPからの逆算でだいたいそのくらいになるとのこと。
つまり、『長時間労働否定派』は自分たちの権利ばかり主張してるけど、生産性高めるために努力してるの?とぼくは思うのです。
そもそもなぜその会社に入ったのか
僕は現在社会人3年目で、Webマーケティングのベンチャー企業で働いています。(2社目)
学生時代もITのベンチャー企業でインターンをしていたので、計3社で働いたことになります。バイトも入れたらもっとありますね。
で、どれ1つとしてつまらなかった会社はありませんでした。仕事に没頭しすぎて朝までPCをいじって、サイト作りをしたこともあります。
だからぼくは『長時間労働否定派』に聞いてみたい。なんでその会社に入ったんですか?
もちろん、家族の介護とかそういうのは別ですよ。でも普通の人たちは家帰ってYouTube見てオ〇ニーして寝るだけでしょ?
就活の時に、自分がハマれそうな仕事を死ぬ気で考えるとか、本気の自己分析とか、徹底的な会社のリサーチはしなかったんですかね?
そもそも働くってことから精神的に逃げていて、ネガティブに捉えているから『早く帰りたい』って思うんじゃないでしょうか。
そんな会社にいては自己成長も稼ぐチャンスもないので、今すぐ転職することをおススメします。
今の環境を飛び出すことで、新しい世界や価値観が見えてきますよ。
仕事を愛せる人生の方が、楽しい

そんなことができたら苦労はしない、というクソリプは受け付けません。なぜなら、仕事を愛せている人もいるので。
40代なら正直厳しいかもしれませんが、20代や30代であきらめるのはもったいなさすぎます。
30歳くらいで自分の人生に失望して『もう俺なんて…』って言ってる人いますが、生涯100年だとして人生を1日に換算したらまだ朝の7時ですよ。
朝の7時で『今日もうアカン』って諦める人います?
何をやるにしたって遅すぎるなんてことはないです。
今日こそが、これからの人生で最も若い日
— 上野 翔平@ブログ&マーケティング (@sho_hey0222) 2019年5月9日
人生100年時代、まだまだこれからです。1日の1/3は働くんだから、楽しい方がいいに決まっています。
今すぐ自分が本当にハマれることを探すべき。
質を語る前に量はやりきったか?
『長時間労働を是正しろ!』って言葉、聞こえは良いですがそんなことを言いながら質を上げて生産性を担保している人を見たことがありません。
運動系の部活をやってた人ならわかると思いますが、一番うまいやつってどの部活でも共通していて
- そのスポーツが好きで
- 居残りで練習して
- そのスポーツに没頭しているやつ
なんですよね。
誰よりも量をやるから、必然的に効率のいい方法を会得していくわけです。
そして成果が出るから楽しくなり、もっとハマっていくという好循環に乗れます。
ホリエモンも、同じことを言っていました。
努力じゃなくてハマることなんだけどなあ
RT @roseroseprada: @takapon_jp 私は才能がないから努力するしかないです— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014年10月6日
初めから質ばかり求める人は、楽したいだけでしょ?ってぼくは思います。
(楽しようとすることは正しいと思うけど、順番が違うよ、ってこと)
まとめ:仕事にハマるための努力をしよう

この機会にちょっと考えてみてください。
- そもそも、なんで今の会社に入ったんだ?
- いい人たちと仕事ができてるか?
- 幸せな働き方ができているか?
それが理想とかけ離れてしまっているのであれば、転職をしたほうが人生の幸福度は上がります。
でも、『今の自分は逃げているだけだな』『まだこの会社でやれることがある』と思うのなら、1週間死ぬ気でコミットしてみてください。世界が変わります。
知らねえ事を1週間本気になって調べまくってみたらいいよ。。だいたいの事は周りの誰より詳しくなっからよ。。1年は52週間あんだよ。。楽しけりゃより深く掘り下げて、つまんなきゃ新しいもの調べはじめる。。1年経ったらスペシャリストか知識人。。なんにもねえ自分を変えてえなら今すぐだろ。。
— 武井壮 (@sosotakei) 2014年12月12日
最後は精神論になってしまいましたね。でも、理想の働き方を追いかけながら生きることは幸せだと思うのです。
ではでは。